呼吸は、ゆっくり長く吐くとなぜ良いの?

こんにちは(^^)
飯田市のヨガ教室『タロピカヨガ』の
ヨガ講師「タロ」です。

(*飯田市のヨガ教室
『タロピカヨガ』はこちらから

よく呼吸でいわれることですが
ゆっくりと、特に
「吐く息は長くゆっくり」。

私も長年なぜ
呼吸をゆっくりしたり
吐く息を吸う息の2倍近くに
長くするんだろ?

一体何に効くんだろう?

ってずっと疑問でした。

当然ゆっくりと呼吸した方が
心が落ち着く。

呼吸が静まれば
心がおだやかになる。

ヨガの呼吸法は
特に心を落ち着ける
ためのものですので

ここまでは
普段の呼吸法の実践で
体感として
わかっていました。

でもばくぜんとしていて
もっと他に体にダイレクトに
効く何かがあるんじゃないか?

きっと現代の科学で
もう証明されてるんじゃないかなぁ。

そんなおりです。

昨年の夏に
UTLの向井田みお先生の
「YOGA呼吸法実践編」
のワークショップを受講して
なるほど!
とふにおちました。

長くゆっくり吐く
吐く息を吸う息の2倍にしたり
息を一時的に止めたりすること
(↑ヨガではクンバカといいます)

これらによって
血中の二酸化炭素の濃度が高まり
ヘモグロビンが酸素を
肺から臓器や組織、
筋肉や細胞へ運び
そこで手放してくれる。

だから
臓器や組織、筋肉や細胞は
酸素を吸収して良く働く。
パフォーマンスが上がる。

ヘモグロビンは
血中の二酸化炭素の
濃度が上がると
酸素を手放すという
性質があるそうです。

しかも
ヘモグロビンが
体内に酸素を放出するのは
血中に二酸化炭素が
あるときだけ。

だそうです。

一方で
血中の酸素が
増えすぎてしまった状態。

私も経験したことがある
過呼吸。

血中の多すぎる酸素によって
ヘモグロビンが
臓器や組織、筋肉や細胞
に酸素を手放してくれないので
(肺に持ち帰ってしまうようです)
酸素不足に陥ってしまった
臓器や組織、筋肉や細胞は
働きが悪くなる。

これが手足がしびれたり
硬直したりふるえたり
苦しくなってしまったりする
原因だそうです。

私は過呼吸の際に
吐き気やめまいも
よくありました。

過呼吸独特の
気持ち悪さや苦しさって
こういうしくみが
一因だったんですね。

今回は少しマニアックなお話を
させていただきました。

呼吸法などで
吐く息を長くゆっくりすると
血中の二酸化炭素の濃度が上がる。

するとヘモグロビンが
臓器や組織、筋肉や細胞に
酸素をしっかり届けてくれる。

結果
臓器や組織、筋肉や細胞の
働きが良くなる。

おおまかにまとめると
こういうことでしょうか。

呼吸法って
一見簡単そうに
みえますよね。

ただ座って
呼吸をするだけですので。
地味なことでもあります。

でも実は奥が深い。
その効果も絶大です。

(*呼吸法の効果については
以前このブログで
書かせていただいています。
興味ある方はこちら
クリックして
参考にしてみて下さいね。)

しかしながら
呼吸法は
やり方を間違えると
気持ち悪くなってしまったりして
かえって体調をくずして
しまう恐れもあります。

とにかく始めから
ムリをしないこと。

気持ち悪くなるまで
やらないこと。

呼吸法に興味のある方は
YOGAの呼吸法に限らず
自分が心地よいと
思う範囲でやれる呼吸法から
始めてみて下さいね。

今日もみなさんが
健やかに楽しく日常を
過ごすことを祈っております。

お話にお付き合い下さり
ありがとうございました。







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