「呼吸法」をやってみよう!~ヨガの『完全呼吸』~

こんにちは。
飯田市のヨガ教室『タロピカヨガ』の
ヨガ講師「タロ」です。

(*飯田市のヨガ教室
『タロピカヨガ』はこちらから

鼻呼吸
(鼻から吸って鼻から吐く)を
ゆっくり丁寧に行うと
心が落ち着き
不安や焦りが解消され
心がおだやかになる。

そうすると
客観的に物事をみれて
冷静な判断ができる。

心だけでなく
体にも良い影響を及ぼす。

呼吸を長めにゆっくりするだけで
体の細胞や組織が活性化する。

これらについては
以前、このブログでも
お話ししました。

詳しくはこちら↓をクリック

ヨガの呼吸法の効果とは?

不安や焦りで心に余裕がない時は、
ゆったりとした呼吸をして、一旦落ち着こう!

呼吸は、ゆっくり長く吐くとなぜ良いの?

鼻から
ゆっくり息を吸って
ゆっくり息を吐く。

これだけでも十分
心と体に効果的ですが
さらに次のステップにも
挑戦してみたいという方へ向けて

今回は
ヨガの「呼吸法」の基礎
『完全呼吸』の
実践についてです。

『完全呼吸』とは?

腹式呼吸って
聞いたことありますよね。

お腹を使う呼吸法です。

『完全呼吸』は
この腹式呼吸と
胸式呼吸、
さらに
鎖骨の周辺で呼吸する
鎖骨式呼吸を加えたものです。

上半身全体を使う
呼吸法とも言われます。

『完全呼吸』とは
お腹と胸と鎖骨の周辺
これら全てに意識的に
息をいれて吐いていく
呼吸法です。

『完全呼吸』のやり方

まずは
背筋をラクに伸ばせる姿勢
で座ります。

正座やあぐらでも良いですし
椅子にこしかけても良いです。

ご自分の姿勢が
気持ちよく保てる姿勢で
行いましょう。

背筋をまっすぐ伸ばし
肩や首の余計な力を抜きます。

手の位置についても
ご自分が快適な位置
でかまいません。

*それでも基本であり
おすすめとしては
腕の力を抜き
手の平を上にして
太ももから膝の上に
おきます。

こうすると胸が開きやすいので
呼吸がしやすくなります。
背筋も丸まりにくく
伸ばしやすいです。

まぶたを軽く閉じましょう。

目を閉じるのが怖かったら
うすく目を開けて
下を見ていてもよいです。

鼻から自然に呼吸しましょう。

ここで今している
自然な呼吸を
しばらく観察します。

今、自分がどんな呼吸を
しているのか?

十分観察できたら
『完全呼吸』に入ります。

鼻から、ゆっくりと
息を吸います。

お腹→胸→鎖骨の周辺
の順にふくらませるように
体の背面から前面にむけて
息を吸います。

鼻から、ゆっくりと
息を吐きます。

お腹→胸→鎖骨の順に
しぼませながら
体の前面から背面に向かって
息を吐きます。

*お腹や胸、鎖骨の周りの位置
ふくらんだり、しぼんだり
わかりにくかったら
手を当ててやってみて下さいね。

*左手はお腹のあたり
右手は胸から鎖骨のあたり
に置いてみてください。
*↑左手、右手は
どちらでも良いです。

ムリなくできる範囲で
ゆっくり呼吸します。

これを1ラウンドとして
10ラウンドくらいやると
手足や体があたたまったり
心が落ち着くような
呼吸法の効果を
はっきり感じやすいです。

時間にしたら
3分あれば十分
でしょうか。

『完全呼吸』が終わったら
『完全呼吸』を始める前のように
自然な呼吸を
しばらく観察して下さい。

十分観察できたら
ゆっくりと目を開けます。

忙しい時は
5ラウンドだけでも
丁寧にゆっくりやってみると
当然、やらないよりは
効果的です。

回数にこだわらず
ご自分の時間や都合に
合わせながら
3週間くらいは
続けてみて下さいね。

ヨガや他の運動と同じです。
満腹時はさけて行いましょう。

心や体の良い変化を
感じられると、嬉しくて
さらに続けたくなりますよ。

『完全呼吸』の効果と、呼吸法の中の立ち位置

「呼吸法」の効果については
冒頭で過去のブログを含め
述べましたので
確認して下さいね。

完全呼吸も
同じ効果があります。

長年ヨガを続けてきた
私の見解ですが

『完全呼吸』は特に
上半身全体をくまなく
使うので
手足がポカポカしてきたり
代謝が上がる感覚があります。

心に興奮や焦りがある時は
もちろん
落ち着かせてくれます。

体への負担が
他のむずかしめの呼吸法
に比べて少ないので
少々疲れていてもできますし
起床後や就寝時
ベッドの上でもやれます。

けれどやり続けて
私が一番感じていること
注目していること

それは
『完全呼吸』の立ち位置!です。

呼吸法はさまざまありますが
『完全呼吸』は
あらゆる呼吸法の基礎、基盤であること。

↑このことを
強く実感しています。

『完全呼吸』を丁寧にやると
呼吸法をやるための
基礎体力のようなものが
自然と身につく
そう感じています。

これをマスターすると
当然、次のレベルの呼吸法
がやりやすくなる。

「呼吸法」の
ウォーミングアップにも
最適ですし

意識的に
呼吸を観察したり
コントロールする
訓練にもなります。

ですから
ヨガの中級以上の
むずかしい呼吸法が
苦手という方は
まず『完全呼吸』を
しっかり身につけて下さい。

その上で
他の「呼吸法」に取り組むことを
おすすめします。

もちろん
ヨガに興味のない方でも
『完全呼吸』はどなたでも
簡単にすぐにやることができます。

ぜひトライしてみて下さいね。

おわりに

いかがでしたか?

呼吸は普段
私達が生きるために
当たり前にしていること。

勝手に
動いてくれるているもの。

日常で、いちいち呼吸の数を
数えたりはしませんよね。


でも
呼吸を観察し
意識することは
だれにでも簡単にできます。

お金も
むずかしい準備なども
いらない。

もう一度、呼吸を見直して
みませんか?

まずは鼻から
ゆっくり長く丁寧に
呼吸をする。

できることから
始めてみて下さいね。

今回ご紹介した
『完全呼吸』
ぜひ挑戦してみて下さい。

今日もみなさんが
健やかに楽しい日々を
過ごされることを
祈っております。

長文にお付き合い下さり
ありがとうございました。

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